IHクッキングヒーターの使い方 その2 鍋の温まり方を考える


IHクッキングヒーターの使い方は簡単です。
ガスコンロを使うのと同じ感覚で使っても、ほぼ問題はありません。

でも、
IHは『鍋底自体が発熱』し、
ガスは『炎の熱伝導で鍋全体が加熱』される、
という根本的な違いがあります。

IHの能力をベストな方法で使いこなすためには、
ほんの少しだけ“IHの作法”を覚えておいた方が良いです。
そんな“IHの作法”をお伝えします。



●その2 鍋の温まり方を考える

※今回のIH調理の基本※
「鍋の温まり方を考えながら火力調整する!」

IHクッキングヒーターは、火力の強さがポイントのひとつです。
「あっという間にお湯が沸くので、電気ポットが不要になった」
と言われるほどです。
しかし“常に最大火力で使えば良い”というものでもありません。

もっとおいしく調理するために、
鍋の温まり方を考えながら火力調整を行いましょう。

IHによる加熱は、“鍋自体を発熱”させますが、
発熱するのはIHと接触している“鍋底”のみで
“鍋縁”は直接は発熱しません。

しかし場合によっては“鍋縁”に熱が移動するのを待つ、
という使い方も有効です。

例えば、
“鍋縁”のカーブを調理に使用するオムレツなどがそうです。

あえて予熱を中火に落として、
ゆっくり予熱することで“鍋底”の熱が
“鍋縁”に移動するのを待ちます。

 そうすることで、“鍋底”と“鍋縁”の温度差が小さくなり、
IHから鍋を持ち上げて“鍋縁”で形を整える際にも、
“鍋縁”に蓄えられた熱を活用できます。

それによって、おいしいオムレツを上手に作ることができます。

予熱を中火でゆっくりすることで、
時間は多少余計に掛かりますが、鍋全体が均一な温度になります。

もちろん、“鍋縁”での加熱が不要な調理ならば、
“鍋底”だけを予熱すればよいので、
そのような時間を掛ける必要はありません。

鍋の部位がどのような温度になっているかを推測しながら、
火力調整を行うと、
IHをさらに上手に使いこなすことができます。

craftmans

PM・マーケティングを生業として、商空間作りが専門。 趣味でDIYアドバイザーや住宅電化アセッサーの資格を持つDIYer。 自宅のウッドデッキを3回作る。 新しい商業施設が好物。 DIY/手作りウッドデッキ/IKEA/一級建築施工管理技士/台湾/伊豆七島 新島/ラブラドール/北海道釧路市出身。週末はDIYと買い物と食べ歩き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA