オール電化業者を見極める簡単な方法。(エコキュート編)


オール電化、太陽光発電システムは順調に増えてきて、お客様の関心度も高まるばかりですね。

 

でも、一部の業者にはお客様が知らないことを良しとして、粗悪な工事をしている会社が実在している事をご存知でしょうか? 

理由は単に目先の自分の都合からです。しかも、たちが悪いのは大方の業者はそれを手抜きと思っていません。日常化しているとそれが、標準仕様となるんですね。または、正しい施工方法を知らないんです。

手抜きは、ユーザーが知らない工事領域でカンタンに行えます。太陽光発電・エコキュート・IHクッキングヒーター・エアコンなどどれも工事が伴う商品では、今もどこかで残念ですが手抜きが行われています。

大切な家をカイテキに住み続けるためにも、
そのような、業者を見抜く「知恵」をお伝えします。

また、私と同業の方は、ぜひ、このような工事を撲滅させるよう、ご一緒に声を上げて行きましょう。

 

粗悪な工事とはどのような工事を言うのでしょう?

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エコキュートの場合

①基礎工事の粗悪事例

エコキュート工事で最も大切なのは、大容量の貯湯タンクを置くための基礎工事です。

 

エコキュートの貯湯タンクの中には常にお湯と水が満タンに入っています。

ですから、370リットルタイプのエコキュートでも約500キロ近い重量になります。

 

もし、大きな地震が起きてしまって・・・

きちんとした基礎にタンクがしっかりと止められていなかったら、このタンクが倒れてしまう可能性があり、危険です。

 

粗悪事例1
DIYライフのススメ。しあわせを呼ぶカイテキ手作り生活!

ホームセンターでも販売している、厚さ5センチのコンクリート平板(へいばん)を地面に置いただけの設置です。

基礎がしっかりとしてるとはとても言えません。タンクも固定されてません。

 

他社の事例2
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ブロックに事例1と同じ平板コンクリートを置いているだけ。

 

粗悪事例3
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平板コンクリートにエアコン用のブロックをボンドで固定しています。これでは、しっかりとした耐震強度とは言えません。

 

 

安全の目安

 

在来工法の生コンクリートで鉄筋を入れて打つ工法、またはエコキュート専用の基礎ベースを使用します。
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エコキュート専用基礎ベース

コンクリートに穴が4箇所ありますが、ここに耐震強化のためのアンカーボルトを地中に打ち込みます。

設置例

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これの長所は、生コンと同等の強度を確保できて1日で完了します。

生コンクリートの場合は、設置するまでに3~4日程度必要でした。

 

 

②配管工事の粗悪事例

給湯配管は、お湯が冷めないようなるべく長くならないように配慮しなければいけません。

ですからエコキュートはガス給湯器があった場所に近く置くことが良いです。

そして、配管は地中に埋めることが理想です。

 

粗悪業者は自分たちが工事を行いやすい事を優先しますので、設置しやすい場所を選び、地中になど埋めたりしません。

配管の材料もピンキリです。保温は5ミリ以上、出来れば10ミリと覚えておいてください。

 

 

③電源の取り方

東京電力が認めているエコキュートへの電気の供給方法がつあります。

 

通常は、

電信柱→電気メーター→分電盤(メインブレーカー)→エコキュート専用ブレーカー→エコキュート です。

これを、「2次取り」(にじどり)と言います。

 

もうひとつは、

電信柱→電気メーター→分岐ボックス→エコキュート専用ブレーカー→エコキュート です。

これを、「1次取り」(いちじどり)と言います。

 

一般的には、「2次取り」の方が安価に工事が可能です。

オススメは、「1次取り」です。

 ブレーカーが容量オーバーになりにくいんです。要するに落ちにくいということ。

 

他にも、いろいろな粗悪工事がありますが、大切な要点だけをご紹介しました。

 

それでは、

業者見極める為簡単方法とはなんでしょう?

 

こうきり出してください。

あなた 「おたくの工事は安心なの?」

業者  「はい、ウチは実績3000物件の会社ですから、任せて安心ですよ。」

あなた 「あらそう。じゃあ、どうゆう工事方法なの?」シラー

 

と聞くだけでOKです。

 

工事業者の殺し文句が「実績○○○○件」なんですね。

ユーザーは、そんなにたくさん工事してるなら安心なんだろう。と思い込んでしまうんです。

 

実績件数で安心度が決まるなら、ヤマ○電機やコジ○のような家電量販店が一番となります。

でも、これらは自社で工事は致しません。その下請けも工事をしません。

会ったこともない孫請けの電気設備屋さんや水道屋さんが行います。

 

粗悪な業者は、説明内容ですら手を抜くものです。

 

だから、「どのような工事方法か?」と聞いて、業者の反応を見れば良いのです。

返答がわかり難かったとしても、結構です。

目的は、その会社の姿勢を知ることですから。

 

高額な、とても長く使用できるはずのオール電化(エコキュート)なのですから、

ぜひ、業者を決めるときはお値段だけでなく、安心の品質でご判断ください。ニコニコ



これでも判らなかったら、

アフターサービスを徹底的につつきましょう!にひひ

「誰が来るの?」

「なにをどう点検するの?」

「故障した場合の対応方法は?」

「保証期間外はどうなるの?」

「早急に対応するって、いつどのように?」


こんな感じです。

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ちなみにこの職人さんたちは、いつも私の手伝いを快くしてくれる安心の業者さんたちです。

あしからず。

 

craftmans

PM・マーケティングを生業として、商空間作りが専門。 趣味でDIYアドバイザーや住宅電化アセッサーの資格を持つDIYer。 自宅のウッドデッキを3回作る。 新しい商業施設が好物。 DIY/手作りウッドデッキ/IKEA/一級建築施工管理技士/台湾/伊豆七島 新島/ラブラドール/北海道釧路市出身。週末はDIYと買い物と食べ歩き。

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