築地市場は食と魚のテーマパーク! 場内でのお得な買い物術!
東京 築地市場(場内)の好例、お買い物ツアー。
今年も年の瀬の締めくくりです。
築地はやっぱり場内(じょうない)が刺激的。
ちゃんとマナーを守れば場内は、とても楽しいお買い物が満喫出来ます。
市場に入る前に、「丸山海苔店 築地場内店」に。(9号館)
丸山海苔店は、東京築地の海苔の老舗。数多くの高級寿司店などの信頼を得ている名店です。
銀座 水谷、よしたけ、すきやばし次郎、さわ田、拓などそうそうたる名店がここの海苔を使用しています。
ミシュラン三ツ星寿司店御用達の海苔。「こんとび」。
とても高級だけど、ハレの時などに一度は買ってみると良いと思います。
この海苔こそ、昔ながらの海苔と評され、職人に愛用されていると言います。
風味が強く、磯の香りと自然の甘みを味わえます。
こんとびの中では一番お手頃価格の新のり。10枚入り680円(税別)。
海苔の善し悪しは、薄くてパリッとした歯ごたえ、口に入れた時のとろけるような甘さと磯の香りが立つことが良いとされています。
いつものように、「つくごん」さんからスタート。
相変わらずの賑わい。
練り物は、キロ単位注文。「おでん種を1kg。」という風に頼みます。
鮭の切り身がありました。ここは西山水産さん。
チリ産の1切れ100円のモノでも近所のスーパーよりも肉厚です。
北海道産のさけ「本ちゃん」もわずか200円。
本ちゃんとは、北海道 南千島沖の最高の漁場で漁獲され、船上で処理して塩蔵加工して熟成した鮭のみを、呼ぶ総称です。「本物中の本物」という意味で質が良い紅さけです。
本ちゃんを5切れ、西山水産さんにて購入しました。
絶対、コレ美味しいです!
西山水産さんには、いろいろなサケの部位があって面白いです。
近海物も華やかです。
国産本カサゴ6尾で2000円は安価です。が、なかなか一般家庭では6尾も買えませんね。
正月用に、このような豪華なカニが良く売られています。
かなり大きなタラバでこのお値段。これは場内ならではの価格だと思いますよ。
今年は、本物のししゃもを探しました。
ありました、北海道産柳葉魚(ししゃも)。もちろん子持ちです。
希少なししゃもは築地でも高価な魚ですね。
1尾80円のモノを1箱(30尾)購入。一緒に行ったお友達とその場で袋に分け合いました。
くじらも、お手頃な価格に切り分けて売っています。
ミンクやイワシ鯨です。
マグロ仲卸のお店もみんな忙しそうでした。
幼馴染のマグロ仲卸、柳又さん。
みんなでぞろぞろと伺い、「今年も買いに来たよ~。」と。
ここで購入する場合は、赤身のみとか中トロのみなどの注文は出来ません。
マグロの部位の塊を購入するからです。
その塊の場所によって、トロや赤身などが含まれているんですね。
基本的には皮の付いている身は「中トロ」部分です。
塊(かたまり)は3キロ前後が目安ですが、希望の予算を言って相談すると良いでしょう。
何をどのくらい欲しいのかアドバイスしてくれます。
今年もマグロは厳しい景気だったと言います。
漁獲量不足と円安の影響のようです。
美味しいマグロをこれからも供給し続けてほしいです。
帰り道に、「茂助だんご」へ。
いつもより混雑している様子。
場外へ出てから、お出し用に日高昆布を購入。
オススメはこれ。
日高根昆布【1等級】のお得パック。950円。
昆布専門店の「よねくら」さん、自慢の上浜Aランク。
煮立てずに常温の水に3~4時間漬けるだけで美味しいダシがとれる高級品ですが、これは昆布の長さが短いので価格がお手ごろになっています。
ダシを取り終えた根昆布は、醤油・砂糖で煮ると美味しく食べれます。
その日の晩、早速マグロの刺身が食卓を飾りました。
中トロと赤身のサク。
きれいな赤色。中トロの脂はキメ細かく、赤身にはコクがあります。
これを適当に切って盛りつけ。
結構なボリュームで思わず顔がほころびます。
1月の週末は、このマグロ盛が食卓を毎回飾ります。
築地場内は、いつでも楽しい。