★IHクッキングヒーターの選び方
使って満足!「IHクッキングヒーター」の人気は高まるばかり。
ガスよりも安全・清潔でしかも火力も優れている機種がたくさん出ています。
メーカーは、パナソニック、日立、三菱が人気です。
ですが、人気順位で機種を選ぶのはちょっと危険。
ご自分の生活スタイルに合わせた機種選びが望ましいでしょう。
では、どのようなスタイルがあるのでしょう?
例えば、
- 炒め物をいつもたくさん作る。
- フライパンのナベ振りをたくさんしたい。
- サカナを焼くことが多い。
- 長く愛用している銅鍋を使いたい。
- トーストやパンも焼きたい。
- ご飯も自動で炊きたい。
- 簡単に炒める・茹でるなどが出来れば良い。
- スタイリッシュなカタチが欲しい。
など、IHクッキングヒーターに求める優先順位は、若干ですがご自分の生活スタイルで変わってきますね。
比較のポイントは、
- オールメタル対応やラジエントヒーターとの組み合わせ
- 操作性や機能
- センサー機能の有無
- グリルの機能
- 掃除のしやすさ
などで、比較することが出来ます。
ので、ここでは主流となっている200Vのビルトインタイプの国内機種を解説いたします。
200Vとは、電圧の容量名称のことです。一般家庭では100V(ボルト)が主な電圧容量でしたが、住宅性能の向上に伴ってよりハイパワー出力の出る200V製品が導入されるようになりました。リビングなどに使用する広い部屋用のエアコンも200V機種が主流です。
家の分電盤の中に小さなブレーカーがあり、一部に200Vと記入されているブレーカーがあって使用されていなければ、それをIHクッキングヒーター用に使ってコンセント工事を依頼しましょう。もし、200Vブレーカーがなくても新設又は交換すれば良いだけですので、電気工事屋さんに相談してください。
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IHクッキングヒーターの選び方
主なメーカー紹介。
様々な機能やタイプが備わったIHクッキングヒーターが国内外のメーカーから販売されています。
その代表メーカーが以下の通りです。
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パナソニック -パナソニック電工-
「オールマイティな能力。」
それが、パナソニックさんのIHクッキングヒーターです。
主な、他社との違いは、
●トッププレートに光るリングが火力時に点灯。(見やすい)
●デザインが洗練されている(おしゃれ&ラクラク掃除)
●グリルは水あり、水なしどちらでも自動対応
●揚げ物は指定ナベ以外でも使用可能(上位機種)
●光火力センサーは温度調節のスグレモノ!
●フライパンのナベ振りに自信ありという。 などです。
さすがに販売数№1のブランド。
天面の「光るナビ」という操作スイッチもフラットなタッチパネルですから、大変シンプルなデザインです。
あえて、欠点は?
・タッチパネルが不便な時もある。ハネた水などがココに掛かると指タッチと間違えて誤動作(停止)します。
・グリルの水ハリ対応機能にあまりメリットを感じません。
・オールメタル対応は本当は非効率。
少しずつ改良を重ねて新製品を毎年導入しているのには、このメーカーのパワーを感じます。
ラインナップもとっても充実しているのも、ここの強みです。
安心のブランドと言って良いレベルだと思います。
また、
ハイグレードな受注生産品は、パナソニックだけにあります。
横3連タイプ
・テキパキ料理
・おそうじラクラク
・かしこい収納
・選べる楽しさ をコンセプトに開発された、ハイグレード商品です。
好評の横3連タイプに、ガスタイプも登場!!
でも、これらには魚焼きグリルがありませんのでご注意を。
TOTOのIHクッキングヒーターも実は、パナソニックからのOEM供給です。
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日立 -日立アプライアンス-
「とっても生真面目。」
さすが電車を造っている会社。というイメージのIHクッキングヒーター。
主な、他社との違いは、
●魚焼きグリルの「七輪交互焼き」はダントツおいしい!
●鶏の姿焼きは、外はサクサク中身はジューシー!
●独自のヘルシー調理機能
●グリルは水なしのみ
●光&4温度センサーで加熱安心設計 などです。
とても安全性の高いブランド。
操作スイッチもフラットなタッチパネルですから、お掃除はカンタン。
ただ、デザインはパナソニックの方が人気あります。
やはり、最大の特徴は、日立独自の特許技術「七輪交互焼き」です。
※日立HPより引用。
他社との魚焼き食べ比べをすると、日立が一番おいしいと言います。
これは、○○電力さんの情報です。
私も食べ比べましたが、同感です!
グリルの大きさも申し分ありません。
あえて、欠点は?
・タッチパネルが不便な時もある。ハネた水などがココに掛かると指タッチと間違えて誤動作(停止)します。
・紙フィルターでコーヒーを淹れるときは不便。(ナベが離れると30秒で止まる)
・オールメタル対応は本当は非効率。
パナソニックと日立が良く売れていますね。
そして、朗報です。
2011年1月、デザインが変わりました。
おお!グッドデザイン賞を受賞です。
デザイン性ではパナソニックに分がありましたが、日立の新デザインはそれと互角の出来栄え。
野暮ったい日立から脱却してくれて、とても嬉しいです。
我が家のIHクッキングヒーターは日立製です。
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三菱 -三菱電機-
「使いやすさ。」にこだわったIHクッキングヒーター。
主な、他社との違いは、
●トッププレートはタッチパネルではない。
●対流煮込み過熱は、おいしい煮技!
●横向きワイドグリル
●パンが焼ける!(上位機種)
●細部に使いやすさ設計 などです。
使いやすさを追求したデザインを採用しているメーカーだと思います。
天板のヒーターの間隔が一番広かったり、操作キーをわざとタッチパネルにしなかったり、
火力調整をガスと同様のダイヤル式を採用しています。
あえて、欠点は?
・操作方法は、慣れればどこも同じ?!。
・横向きグリルは、箸の使い勝手が不便?!
それと、アルミや銅鍋も使える「オールメタル対応」の機種がありません!
鉄かステンレスのナベでしか使えないということです。
正直言って、すばらしい!エライ!と、私は思います。
オールメタル対応という機種は、とても重大な欠点があるんです。
アルミ・ホーロー・銅鍋など今までIHクッキングヒーターでは使えなかったナベを使えるようにしたオールメタル対応機能は、メーカーそれぞれが違う技術で開発しています。
鉄・ステンレス対応のIHクッキングヒーターと比べて、
オールメタルは20%以上加熱効率が悪いんです。
使えば使うほど、光熱費が無駄に掛かるオールメタルを、私は余程の理由がない限りオススメしません。
このメーカーは、同じ理由でオールメタルを出さないのだと思っています。
とても好感の持てるブランドですね。
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東芝 –東芝ライフスタイル–
「だれにでも、プロの火加減。」
実は上位3社よりも性能では優れている、逸品です。
主な、他社との違いは、
●「適温おまかせ調理」が可能なDSP&光センサー!
●ナベ振りもOK!
●天板も一番フラット! (ラクラク掃除)
●オールメタル非対応 などです。
あえて、欠点は?
・タッチパネルが不便な時もある。ハネた水などがココに掛かると指タッチと間違えて誤動作(停止)します。
・天板がフラットすぎて、ナベが滑り落ちる印象?!
・ブランド力が不足。
おいしい料理のコツは火加減だと言います。
東芝はこの火加減をトコトン追求しました。
火力の立ち上がりが一番早い!だから、IHクッキングヒーターの苦手とするナベ振りもOKとのこと。
天ぷら揚げ物の油も、わずか100gで大丈夫!(他社は200g)
DSP&光センサーという東芝独自技術のおかげです。
これで、天ぷらはカラッと、野菜炒めはシャキッと、ステーキはジューシーに仕上げられ、オムレツとろとろ!
とても美味しい料理が、手間なく簡単にできます。
某ライバルメーカーの担当が言った本当の話。
「こんなにすばらしい性能なのに、なぜ売れないの?」
私も同意。
ブランド力なのでしょうか?
でも、東芝さんは今、頑張っていますよ!
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各メーカーホームページ
様々なタイプや機能が備わったIHクッキングヒーターが国内外のメーカーから販売されています。キッチンやライフスタイルにあわせてお選び下さい。