築地市場の場内攻略法!コツさえ判ればこんなにお得!食と魚のテーマパーク。
今や世界中から観光客が訪れる、人気のグルメスポット東京「築地市場」のご紹介です。
毎年恒例となっている、築地市場への買出しなのですが、
ここに来るたびに少しづつ覚えてきた私のこだわりの築地攻略法を、今回一挙にお教えいたします。
●築地市場にまだ行ったことのない方へ
まずは、築地市場のイロハから
築地市場は、銀座からもほどなく近いところに「場内(じょうない)」と「場外(じょうがい)」と呼ばれるエリアに全部で1000店以上の専門店が集結している、「食と魚のテーマパーク」です。
場外とは、
アメ横と年末の雰囲気が似ています。初心者の方でしたら、一度はこちらに足を運んで年の瀬の気分を味わうと良いです。
テリー伊藤さんの実家、玉子焼き店「丸武」もこのエリアにあります。
ただ、私はめったにはこのエリアに行きません。
なぜなら、本当の築地市場の醍醐味は、「場内」にあると思うから。
場内(じょうない)とは、
魚と野菜の市場とその周辺雑貨やプロのグルメ食堂などがあり、飲食店や小売店・スーパーなどのプロ達が買付けに来る場所です。
初めて行かれる方は、かなり戸惑うかも知れませんが、ちゃんとルールを守ればシロウトの私たちでも何の問題なく利用できるのです。
なかには入ってはいけないと勘違いしてる方もいますが、全く問題なくカイテキにお買い物が出来ますので、ぜひ、チャレンジしてみてください!
朝7時、
正門(入った後クルマが多くて危険)や市場橋門(判りにくい)などいくつか入口はありますが、ここは右側に鰹節屋(松村)さんがあって、とっても良い香りが充満しているので好きです。
それに、買い物前にちょっと腹ごしらえするには、ここからの方がなにかと近いと思います。
さて、ここで要注意です。
ここから先はプロの為の世界だという事を、少しだけでも良いですから認識しておいてください。
「ターレ」って言います、この乗り物(本名:ターレット)。仲卸が荷物を運ぶ電動リヤカーですね。
このターレが場内を縦横無尽にガンガン走っています。
クラクションなんか鳴らしません。邪魔な歩行者は手で押されます!無言で。
昔はエンジンが唸りを上げて、排気ガスも目にしみるほど臭かったのですが、
電動式が増えていて後方から来ると気が付きません。
事故のないように充分ご注意ください。場内は歩行者よりもターレが優先と考えることです。
市場に行く前に、私はその周りの建物(1~10号館)に行ってお目当てのモノを買ったり、腹ごしらえをまずします。
まずは家族が大好物のお団子、「茂助だんご(もすけ)」です。1号館にあります。
日持ちしない本物のだんごです。紀伊国屋やサカガミなど高級スーパーで売っていることがある団子の老舗なんです。
つぶあんの串団子が我が家の定番です。あんこは家内が驚くほど甘くありません。
「だんご3兄弟♪」のモデルとなったのが、実はこの茂助のだんごです。
実物を見れば、「なるほどぉ!」って思うはずですよ。
ちなみに、あの牛丼の吉野家1号店はこの店の2軒先に今も元気に営業しています。
牛丼元祖、「吉野家(よしのや)」!
アメリカの狂牛病騒動で全国の吉野家に牛丼が無かった時期も、ここだけはしっかりと牛丼(国産牛)を出していましたね。
吉野家を右手に見ながら左方面に向かうと、2階建ての古い団地のような佇まい(4~9号館)が並んでいます。
こんなお店も、築地のお土産には良いですね。外国人観光客も良く利用している光景を見ます。
8号館で一際目を引くのが、この2軒。海鮮丼の「大江戸」と「仲家」です。
一度は食べるべきだと思いますよ。ここの海鮮丼。
2軒ともすごい行列です。
さあ、あなたならどちらのお店を選んでみますか
両軒とも美味しいですよ。
私は、ここの生うにが大好きです!!うにの味がこ~んなに濃厚だったんだと、私はこの店で知りました。
今回は「うに・まぐろ・なかおち丼」をチョイス。
サイドメニューの特大生ガキも口から牡蠣があふれマス。
厚焼き玉子は、同じ8号館の「山勇(やまゆう)」さんが私のオススメです。(した。今は閉店しています。)
山勇さんはNHK「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」から日テレ「NEWS ZERO」に移ったあの美脚アナウンサー、山岸舞彩キャスターのご実家です。
「大定」よりも「丸武」さんよりも「大孫」さんよりも!私はここの味が一番美味しいと思います。
八重洲にある老舗寿司店の大将も、多忙の時はこちらの卵焼きを使っていたそうですが、残念ながら店仕舞いされてしまいました。
なので、最近は「松露」さんが私のイチバンです。
仲卸のお店のタイプは取り扱う魚の種類で分かれています。
サケ・魚卵専門、練り物専門、しらす・小魚専門、近海魚、遠海魚、エビ、くじら、干物、そしてマグロ専門などです。
だから、
欲しい魚の種類によって、お店を選択していくんですね。
私の場合は、
決まった目当てのモノがありますので、そこに行く道中に掘り出し物があれば適当に買っていくという感じで市場を歩きます。
足元は、常に地面が濡れていますので滑らないような靴を履いていきましょう。
海軍拠点の名残なんでしょうか。
ピンコロの床は、意外とツルツルで滑ります。
私の定番、
練り物といえば、築地の代名詞「佃權(つくごん)」(5015番)です。
江戸将軍に魚を献上していた佃島の権三郎という漁師が、明治元年「佃権」を創業。
以来、昔ながらの製法を守り、新鮮な素材を添加物全くなしで今に伝えています。
つくごんは、場外にもお店があります。
ですが、値段が安いのは場内です。
おでん種はキロ単位で買わなければいけませんが、冷凍すれば問題ありません。
佃權の練り物をいれると、おでんの出汁がものすごく良くなると我が子談。
例年、紅白のかまぼこや伊達巻をここでゲットします。
今年はマグロが例年より、高値だそうです。特に本マグロの生は去年の2倍近いらしいです。小売りでは。
我々、庶民は冷凍マグロで充分ですね。本マグロなんて贅沢は言いませんよ。メバチがサイコ~
カニやウニはこの時期の食材ですね。
これ、何かワカリますか?
↑ く・じ・らです。
東京食糧(略:東食さん)[5041]は、小売りもOKなので安心。
マグロ専門仲卸は、築地の中では一番多い専門業態。
やはり、鮪は花形なんですね。魚の。
マグロは生と冷凍でお店業態が分かれます。生専門店は今年は特別大変だったでしょうね。
冷凍の柵を、消費者向けにこんな形で売っているお店もありました。
しらす専門店。手で抓まんで自由に試食。値札は1キロあたりですが、500グラムから購入可能です。
チリメンジャコは冷凍すれば日持ちOK。
しらす専門 丸禎(まるてい)[ロ105] 第七大通路沿いにあります。
続いてこれ、
一頭から棒状の身がわずかに2本しか取れません。たぶんスーパーや普通の魚屋さんでは売っていないと思います。
刺身にして食べます。
脂が大トロのようにノッテいて、それでいてサラッとしてくどくありません。口の中でトロケます。
ノーテンを食べた人は多分その魅力にハマってしまうでしょう!
さあ!
「柳又(やなまた)」(4149)さんです。
実はココ、私の幼馴染のお店。
彼のお店は築地で代々、冷凍マグロを専門で営んでいます。
決して大きなお店とは言えませんが、馴染みの和食店や寿司店がたくさん付いている、大変真面目なお店です。
冷凍マグロの場合、凍っていると脂のノリがわかり辛いので、このように身の端を解凍して店頭に置いてあります。
これは、大トロのある部位。
注文の部位と目方を聞いて、手際よくのこぎりで切っていきます。
たっぷり3キロも切り分けてくれました。
そして、おまけにノーテンをたっぷりといただきました。
冷凍マグロの解凍方法さえ覚えれば、脂のノッタ色鮮やかな鮪が頂けます。
日持ちもするし、ご近所におすそ分けしても大変喜ばれます。
近所のスーパーの赤身とはこんなに違うのかと、つくづく実感しますよ!
はい、今回の戦利品はこの通り!
広島産カキと厚焼き玉子もゲットしました。
築地を離れたのは、8時30分でした。
※お店名の横に載せてある4ケタの数字は、築地市場内の住所番号です。
http://www.tokyo-fish-market.jp/
をご覧になって、場所を確認してみてください。
ちなみに最近は、
幼馴染の「柳又」へこのブログを見て来店された方が増えてきたと言います。
「クラフトマンのブログみた!」っていえば、サービスしてくれるかも?!
ポイントは、あまり早い時間に行かずに8時過ぎから8時45分ころ、
仕事が一段落した風なタイミングで声をかけることです。
9時にはもう閉店支度をしています。
こんな色鮮やかな味が濃く脂ののったマグロを、市価の半値以下で食べてみませんか♪
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1. 無題
あけましておめでとうございます!
今頃、年末のブログ見ました~
なんで気が付かなかったんでしょうか・・・・
更新・・・(T▽T;)
年末じゃなくてもちょっと買い物の距離になりましたね。
http://ameblo.jp/manamakana/
2. 無題
初めまして。
明日築地に行こうと思っていた者ですが、どこに行けばいいか全く検討もつかなったので、この記事を読んで大変参考にさせていただきました。
写真もたくさんあってイメージしやすかったです。
ありがとうございました。
http://ameblo.jp/121112-0303/
3. Re:無題
>こみやさん
コメントありがとうございます。
築地市場は奥が深くて毎回新しい発見があって大変楽しいですね。
最近は、初心者の友人・知人を連れて行っていますが、みんな築地フリークになって、また行きたいと言ってくれます。
来年には市場も豊洲に移転となってしまいますが、この雰囲気をそのままに持って行って欲しいものですね~。
http://ameblo.jp/craftmanship/