失敗しました。IKEA(イケア)洋服収納、ワードローブの落とし穴。
世界一の家具メーカー、IKEA(イケア)。
洋服収納のワードローブだけでも367種類の組み合わせセットが用意されており、好みのスタイルや設置スペース、収納アイテムにぴったりのワードローブがきっと見つかります。
わが家でも、組み合わせが自由にできるPAXワードローブを愛用していて、とても使い勝手に満足しています。
なので今度は、和室用にワードローブを購入しました。
とても大きな家具です。パイプハンガーに多くのハンガーを掛けることが出来て、3万円以下で購入できる希少品です。
扉にミラーが付いているので、狭いところでも扉の向きを調整すれば、ミラーを問題なく使用する事が出来るので大変に便利でした。
奥行きも60センチ近くあり、収納力が強い存在感のあるワードローブです。
ところが、半年ほど経って、おかしなことになってきました。
扉の建付けが、極端に狂っているんです。
スライド丁番と呼ぶこの家具の扉に使用されている丁番によって、扉の吊り込み調整は可能ではありますが、今回の症状はそれでは直しけれないほど酷い狂いでした。
周辺を良く見てみると、
家具の天板が微妙に反っているではありませんか!?
扉を外して、洋服も取り出してみました。
なんと、家具の真ん中が反り下がっているんです。原因不明。洋服もそれほど大量に掛けていたわけではありません。
バックの背板もよじれています。
かなりひどいヨジレです。手で押し込んでも元には戻らず、クセが付いてしまっています。元の状態に直すことは出来ません。
ハンガーに衣服が掛かっていたので、背面のよじれに気付きませんでした。
改めてこのワードローブの詳細を見てみると、
この本体の重量は90キロを超えていて想像以上に重たいことが判りました。
これほどの自重に対して、使われている材料の強度に少々不安を感じるような構造材を用いています。
例えば、強度を取るためであれば構造材としては木の無垢や集成が望ましいのですが、そこにはパーチクル・MDFなどの粉々にした木材を接着剤など配合して固めた成型材を使用しています。水分に弱く、一度曲がったら元に戻らない材料であり、更にとても重たいです。
我が家ではこれを和室に置いていました。洗面所などの湿気が強い場所ではありません。しかし、半年ほどでこのように曲がってしまったのです。
安価であることだけを優先して、重量などに気付かなかった自分の判断ミスと考え、分解して廃棄処分することにしました。無念・・・。
IKEAのBRUSALIシリーズは、充分の注意が必要です。